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2011年02月03日

現場の様子2011.1.31

工程会議のときには毎回時間がなくて写真を撮れないので、写真を撮りにいってきました。すぐにブログを書こうと思いつつ、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
子ども達は熱も出さずに元気でいてくれるので本当に助かります。
今度の月曜日にはコンクリート流し込み予定ですが、毎日天気がいまいちなので作業の方達は大変だと思います。
今度の日曜日には母乳育児の勉強会を企画していて、講師をひきうけたのはいいのですが、予習がいまいちすすまずどうなることやら。参加者は10人いないのでは・・と心配していましたが20人申し込みがあり、全員来られなくても赤字にはならずにすみそうでよかったです。
今回のテーマは母乳育児の出産前教育を他の人が担当して、私は母乳代用品のマーケティングに関する国際基準というテーマです。一応勉強したことがあったのですが、講師をしようとして改めて勉強すると、自分の勉強不足に気づかされます。母乳代用品とは、主に人工乳があげられますが、6ヶ月未満の赤ちゃんにすすめる飲み物も含まれます。基本的に6ヶ月未満の赤ちゃんには乳汁以外の水や果汁や食品は不要なのですが、かなり宣伝されていて生後2ヶ月からの麦茶なんていうものも売られていたりするのは問題ですよね。何も知らない人は赤ちゃんに麦茶を飲ませてしまうかもしれないです。せっかく免疫物質にタンパク質、DHAやオリゴ糖などたくさんの大事な成分が含まれた母乳の代わりにお茶を飲まされてしまう赤ちゃんがいるかと思うと、宣伝の問題に改めて気づかされますね。
それからフォローアップミルクも赤ちゃんに全く不要なもので、アメリカ小児科学会は12ヶ月未満の赤ちゃんにフォローアップミルクは全く不要で、高たんぱく質のフォローアップミルクをあげるべきではないと勧告をだしていますが、これも8ヶ月からとか10ヶ月からとか宣伝されていますよね。
以前外来でお母さんとお話していたときに、9ヶ月くらいからフォローアップミルクにかえて、ミルク代が安くなりましたといわれていた方にそのときには私にも知識がなくてちゃんと情報提供できなかったのがくやまれます。フォローアップミルクは赤ちゃんも飲むことが可能な牛乳というような飲み物でわざわざあげるべきものでは全くないのですが、是非あげたほうがよいものだと宣伝によって思い込まされている人は結構いるようです。
講義を受けると3~4割くらいの理解で講義をすると8割理解するといった話をきいたことがありますが、今回勉強してみて、その通りだなと思いました。
今月は確定申告もあるんですが、宿題をかかえているのはいやなので早く終わらせたいです。
現場の様子2011.1.31


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Posted by 島袋 史 at 23:02│Comments(0)設計
 
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プロフィール
島袋 史
産婦人科 ゆいクリニック http://www.yuiclinic.com/
島袋 史(しまぶくろ ふみ)
≪≪≪略歴≫≫≫
 1995年 琉球大学医学部卒業
 1996年 琉球大学医学部産婦人科教室所属
 2005年~ 浦添総合病院産婦人科勤務
 ≪≪≪資格≫≫≫
産婦人科専門医
超音波専門医
ホメオパシー認定医

≪≪≪所属≫≫≫
日本産科婦人科学会会員
日本産婦人科医会会員
日本周産期新生児医学会会員
日本母乳の会会員
日本超音波医学会会員
日本ホメオパシー医学会会員
日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC) 正会員

母親の感性として、生まれてきた子どもと離れたくないと言うこと。このことを精一杯くんでくれる、そんな場をつくりたいという気持ちです。